小学生を過ぎると、私の人生は全く違うものになって行きました。
無事、短大に入り、短大生活を謳歌。そこそこの企業に就職もでき、結婚・出産とそつなく人生を過ごす毎日。
そんな時、旦那さんとの価値観の差に愕然とし、働くことを余儀なくされることに。
働くことは好きだったのですが、子供が小さいうちは、“子育て”と“仕事”に自分の気持ちがついて行かなくなり・・・。
子持ち主婦に仕事ができるの?という世間のレッテルを気にしながらも、仕事がなければ生活できない!という恐怖心から、仕事に比重を置き、子育てが愉しめなくなっていくのです。
子供と過ごす時間のなさと自分の時間も欲しいという気持ち。
経済的に仕事は辞められない、でも、もっと子育てはしたい。
そんな私は、わがままなんだろうかと、やり場のない思いを抱え、いつしか結婚したこと、子供を産んだことを悔やむようになっていきました。

それは、実家の母の姿を長年見て来たから。
農家の嫁として嫁ぎ、なれない農作業や苦労する親戚つきあい。
そんな状況に耐えながらも、家族の為に毎日を費やす。
女性は、家族の為に自分を犠牲にして、生きなければいけない。
いつの間にか、そんな考えが私の中に沁みついてしまっていたのでした。
仕事と子育ての狭間、どうにもならない経済的状況。
自分を犠牲にしても家族の為に生きなければと言う思いが、20代後半から30代の私を “趣味なし・やる気なし・気力なし”の なしなしの時代へ誘い、いつしか自分の人生を置いてきぼりにすることになるのです。
そんな自分の人生を諦め、名前のように生きる・・・という思いを忘れかけていたとき、私の人生を大きく変えることが起きていくのです。

